ご祭神・御由緒

田島神社

 東成郡生野村大字田嶋字神子田(みこた) 鎮座

本殿写真

御祭神

少彦名命(すくなひこなのみこと) 医薬・農業・酒造の神様として信仰されています
菅原大神(すがわらのおおかみ)  天神様(学問の神様)として広く知られています
事代主命(ことしろぬしのみこと) えべっさん(商売の神様)と呼ばれ親しまれています
八幡大神(はちまんおおかみ)   武の神様や出世開運の神様として信仰されています


末 社

素盞烏尊神社

伊弉奈岐命神社

祭 礼 日
  例 祭(秋祭)10月16日  夏 祭 7月第3土・日曜日  めがね祭り 11月3日


御由緒
当社所蔵の記録等は明治の頃洪水などで散逸し、御創建年月等は詳らかではありませんが、古来集落が形成されると人々は清浄なる場所を設けて天地の恵みに感謝し、その地の収穫・安寧を祈願した事などから、当地の歴史とともに古くから祈りの場としてあったのではないかと推量されます。現存する遺物等に徴すれば、境内の石燈籠に「貞享元甲子歳(1684年)」とあり、少なくともこれ以前から現在のような神社としての態を成していたことが分かります。又、社宝の後陽成天皇(安土・桃山時代)御宸筆の軸や神額などには、現主祭神である少彦名命の御神名がみえず「南無天満大自在天神」や「天満宮」「天神社」とあり、元々は菅原大神を主祭神に、事代主命・八幡大神を相殿神としてお祀りしていたとみられ、少彦名命の御樋代に「寛政四壬子年(1792年)」とあること等から、この年に少彦名命を勧請合祀して『天神社』と称したものと思われます。

明治42年4月に現社号に改称しましたが、この頃までは境内地も広大で、裏山には千数百年を経た古松、数百年の老杉が繁茂し昼尚暗く狐や狸が棲息する程であったと云われます。

現御本殿建立の年代もはっきりしませんが、明治27年檜皮葺屋根葺替えの後、昭和35年銅板葺屋根に葺替えられました。
平成2年には御大典を記念して本殿屋根葺替、幣・拝殿改築、末社2社、石鳥居、銅製御神牛舎及び石玉垣が新築されました。
平成25年に田島神社会館を新築。
また、境内整備の一環として、天神様ゆかりの紅、白の梅林が整備されました。